ごあいさつ

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）によりお亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を表すとともに、罹患された方々の1日も早い回復をお祈り申し上げます。
また、最前線で治療に当たられている医療従事者の方々をはじめ、人々の健康や生活を支える多くの皆様に、心より敬意と感謝を申し上げます。

近年、医療機関を取り巻く環境は、年々厳しさを増しています。人口減少に伴う受診者の減少、診療報酬改定や医療政策への対応に伴う度重なる施設基準の変更や院内体制の見直し、慢性的な人手不足、スタッフの働き方改革に加えて新型感染症への対応と、医療機関が直面する課題は増えるばかりです。しかしながら、これらの課題に対して解決策を見通せている医療機関は少ないように見受けられます。

病院や介護施設も選ばれる時代になっています。患者さんに選ばれるためには、質の高い医療と、患者さんが安心して療養できる環境を提供することは言うまでもありませんが、そのためには、医療機関が抱える目の前の課題を一つずつ解決する『現場力』を向上させ、職員全員が気持ちに余裕を持ち、“医療の提供”という仕事に誇りと自信を持てる『元気な病院』になることが必要であると考えています。

課題解決の一つの手段として情報システムの活用がありますが、複雑な法規制を理解し、医療政策の動向を見極めたうえで、情報システムを駆使した医療現場の運用を総合的にマネジメントする職員は少なく課題解決が困難となっており、それが医療機関における情報システムの導入を妨げている、または、情報システムを導入しても運用が上手く行かない一因であると考えています。

株式会社あさひ医療企画は、新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るう真っ只中の2020年4月に設立いたしました。
これまで、私自身が数多くの医療機関のシステム導入や運用支援に携わらせて頂いた経験において感じたことは、適切なシステム導入と適切な運用が両立した時、『現場力』は飛躍的に向上し、課題解決の大きな原動力になるという事です。この経験を基に、医療機関の課題解決を総合的にサポートし『元気な病院』になるための『黒衣』のような存在になれればと考えております。

株式会社あさひ医療企画
代表取締役　香田　浩之